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プロローグ

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プロローグ


栄拓誠side

人と人とが関わるには、大きな難問がある。


その一つに、考え方が違う。


僕は人それぞれ考え方や個性が違うのは、当たり前だと思う。


みんながみんな、同じ事を考えていたら面白くないし。


個性というものも、生まれないと思う。


だから、無理矢理誰かと同じにならなくて良いと思うんだよね。


兎に角、僕が何を言いたいかと言うとね....


「なぁ!遊びに行こうぜ!えっと....」


僕は顔を見せないように、大きめの黒縁メガネをかけていて、そのメガネをくいっと上げた。


「栄拓誠....」


「そうそう!栄、俺ら今からカラオケ行くんだけど!一緒に、行かね?」


他人と関わりたくない!


そこ!ぼっちとか、言わないの!


この僕の机に、両手を付いている男は嵯峨凪響。


髪を茶髪に染め、両耳にピアスをして完全な不良。


僕の通っている学校は、学年が上がると前学年でやった範囲のテストをする。


自慢じゃないけど!入試の時からずっと、学年一位の僕の!


もう一回言うけど、決して自慢じゃないけど!


一年以上学年首位を全科目で取っていた僕を、いとも簡単に追い抜いて一位になりやがったんだ。


しかも、500点中489点という学校創設以来の快挙を達成して。


別にさ良いんだけど、僕の学年首位は全く注目されてないのに


転校生ってだけで、先生も生徒も全員が口を揃えて素晴らしいと口にしている。

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