このページのリンクアドレス

エブリスタ
THE DARK

小説 BL

THE DARK

たろまろ

(4)

君と終わらない物語を紡ごう

完結

21ページ

更新:2018/01/31

説明

「THE DARK」はたろのソロ作品になります。
このお話は、数ある中でもまろの一番のお気に入り。
たろらしい良さがふんだんに盛り込まれています。
まろの思うたろらしい良さはズバリ、大人!
大人の雰囲気たっぷりで、ゾクゾクするカッコよさがあります。
クールでいてニヒル(虚無的)だけど、その裏には確実に普遍的な人間臭い心情がある。
表立たない部分の切なくも愛おしいキャラの心情がとても魅力的だと思っています。
後は伏線。またそのキメ方も痺れるくらいにカッコいい。
是非、たろのカッコよさを味わってみて下さい。

まろ

***

大手法律事務所に勤務する櫻井実(さくらいみのる)は、毎晩悪夢に悩まされていた。悪夢のはずなのに火照る身体。妻への後ろめたさを感じながら、ベッドを出て火照りが治まるのを待つ日々。

原因は分かっていた。一夜の過ち――。しかも相手は男。二度とそんな過ちを繰り返すまいと固く決心したある日、事務所へ一本の電話が掛かってくる。抗えぬ誘惑に導かれるようその店へ足を運ぶ櫻井。

それが定められた運命だとも知らず――。




この作品のタグ

作品レビュー

ゆーちん
ゆーちんさん
【作品】THE DARKについてのレビュー

ネタバレ

読後の、なるほど!感が半端ないですね(笑)

イケメン弁護士の平穏な人生が、小さなきっかけから狂い始めた…のかと思いきや。
魂が眠っていただけで、本来の人生(人じゃないけど!)は、これからまた始まるのですね。

全部が繋がった時。
清一がひとりで過ごしてきた時間の長さと、実が完全に復活するまで待ち続けた愛の大きさに、打ちのめされるというか(笑)実も、その全てを感じ取ったからこその、「すまなかった」だと思うのです。

当の清一は、深刻な感じが全く無くて。嬉しい!とか、楽しい!が無邪気に溢れてる。でも、それはやっと願いが叶ったからであって。時代違えど昔と同じ関係性に戻れたから。大好きな実に甘えてるのかなと思いました。

最初に読んだ時は、実の語りなので、ミステリアスなバーのマスターに対して一緒にドキドキしますが。
色々腑に落ちたところで、また読み返すと、
なかなか真実を思い出さない実にちょっとイライラしてる感じ?の清一が見えたり…また新しい楽しみ方が出来る作品だなと思いました!

素敵なお話ありがとうございますm(_ _)m

もっと見る

2018/01/12 22:52
コメント(1)
あーる
あーるさん
【作品】THE DARKについてのレビュー

ネタバレ

主人公の抱える得体のしれない不安と「何故?…」という疑問に一緒に巻き込まれ、引きずられるように先へ先へと読み進みました。

冤罪裁判が得意な敏腕弁護士の実。充実した日々を送っていたが、ある日、美しい容姿のバーのマスターとぶつかりすれ違う。その瞬間から、彼の日常が崩れ出します。

このマスター 清一の醸し出す雰囲気が、軽い口調と態度なのに影と妖艶さを感じる。なんとなくアンバランスな妖しさに、指先で肌をすーっと撫でられるような感覚を覚えました。

実が訳もわからず引き寄せられるように足を向けた、案内もないアンダーグラウンドな店。
もうこの時から、理論でなく本能で身体が動いてしまったのでしょうね。
その店で振る舞われた妖しく甘いカクテル。それを作るシーンに、甘い誘惑と少しの緊張感を感じ、実と一緒に魅入られ、喉の乾きまで感じるようでした。
実が夜な夜な見る美しい風景の中の恐ろしい夢も。
私の脳内では、森の中の青白く寒々しかった景色が、夢の謎が解けたとき、ゆっくりと優しい暖色に変わって行くのを感じました。
ひとつひとつのシーンに色がつき、香りがする。五感をくすぐる描写にいつも引き込まれてしまいます。

清一は実が自ら答えを探し当てるよう導いていく。不条理な世界でひとり重ねて来た時間と気持ちを一緒に実へと打ちつける行為が、強引なのにとても愛しく、切なく感じてしまいます。

以前はひたすらに正義を貫き、自己の揺るぎない信念に自信をみなぎらせていた実だったけれど、それもじつは知らずに眠っていた力が影響していた。
それを知り、本能が覚醒した実は、この人間の世界を独自の基準で裁き秩序を保とうとするのか、それとも、人間の愚かさを嘲笑い快楽的に過ごして行くのか…
このあと、ふたりがどんな永遠の物語を紡いでいくのかとても興味深い思いで読み終えました。

最後に好きなシーン。
後悔を問う実の唇を「シー……」と清一の指が塞ぎ、歌うように言う殺し文句……もう、クラっとなってしまいました。
とてもセクシーなのにピュアさも感じる…素敵すぎます!

そして、このお話を通して、またひとつたろまろさんの魅力を知ることができました。
本当に素敵なお話ありがとうございました。

もっと見る

2017/12/27 18:12
コメント(5)

たろまろさんのその他の作品

作品を読んだ人におすすめ

この作品が入っているマイリスト

この作品の参加イベント

参加しているイベントはありません