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エブリスタ
錆びた音の鳴る

小説 ヒューマンドラマ

幻覚分析主義

錆びた音の鳴る

未琴

(2)

二度と帰ることはないと思っていた町は。11,994字。

完結

22ページ

更新:2017/09/25

コメント:まあ重いです。書いてた本人が言うから間違いなし。

説明

生まれを隠して生きてきたレイカ。
二度と帰ることはないと思っていた町は、レイカを大きく動かした。

この話はフィクションです。
登場人物は実在しません。
R18表現があります。

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作品レビュー

げたんわ(IN率低下中)
げたんわ(IN率低下中)さん
【作品】錆びた音の鳴るについてのレビュー

ネタバレ

 生まれた土地、それが世間から隔離され、排他的で忌み嫌われる場所。
 そういう事情で育ってしまうと、世間の目を避けて生きていこうとすると思います。



 そこから運良く這い出た者達は、さも鬼の首を獲ったかの様に、かつての自分を否定するかの如く、育った場所と人を卑下していく。



 常に他人と自分を比べ見下し、自分の方が優れていると感じると安心する。
 そして、周りに合わせて、一緒の姿に溶け込んでいく人達。



 レイカの思惑と周りの思考は噛み合っていなく、彼女は周りに合わせる反面、
 周りを否定的に捉えて、感情や本音を表面に出さずに、押し殺して生きてきた印象を受けます。

 自分はそうなりたくないと、小さな抵抗している様に感じました。



 本当に心の内を理解してくれる人物が誰もいない。
 生まれ故郷に嬉々する恋人、再開した狂喜的な母親。

 それらが重なり耐えられなくなったレイカは、やっと初めて自分の想いや、感情を爆発させる事が出来、抜け出せたのかもしれない。
 と感じました。



 人間の本能、欲望、僻み。それらが剥き出しになった世界観を感じました。
 
 有難うございました。

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2017/09/24 15:27
コメント(1)

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