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カッコウの巣をさがして

小説 BL

カッコウの巣をさがして

沢村 基

(3)

2月末で一度非公開とさせていただきます。

連載中

233ページ

更新:2016/09/05

無料

説明

※大洋図書BL文庫大賞 中間選考に選出されました。応援ありがとうございます。

託卵されたカッコウの子は、いつか自分の巣に帰ることを夢見るだろうか。
まっすぐには生きられない僕らのたどりつく幸福論。

かっこ可愛い素敵な表紙画[リンク]は香月ららさん[リンク]に描いていただきました。ありがとうございます!


甲斐直幸(かい なおゆき) 経済アナリストのかたわら画廊経営。三十一歳。
×
内藤穂積(ないとう ほづみ) 送迎サービス「こどもたくしー」代表。三十三歳。


名門大学の大学生と、ウリ専ボーイとして出会った直幸と穂積。立場の違いに苦しむ不器用で未熟な恋の行方は‥‥。

――そして十年後、穂積の前に直幸の「息子」が現れる。



※「子連れモノ」変形バージョンの予定です。攻めのお子さんがわりと大きい(九歳)ですが、お子さんとのアレな絡みはありませんのでご安心ください。(当たり前だ)

 かわいこちゃんではなく、大人と同じくらいちゃんといろいろ考えてる子にしたいと思っています。

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作品レビュー

Satori
Satoriさん
【作品】カッコウの巣をさがしてについてのレビュー

ネタバレ

これは社会派BL小説というべきでしょうか。
穂積と直幸の恋愛を核にしながらも、テーマを二人の恋愛だけに絞ってしまわなかったところに新しさを感じました。

ストーリーの内容がかなり濃密で、穂積と直幸が出会ってから気持ちが通じ合うまでの過去パートだけでも、一本の話として成立しそうなほど。
しかしそれだけで終わりにせず、彼らを中心として、生きるということの苦悩や人間同士のしがらみ、切っても切り離せない血縁関係を、過去と現在に渡ってこの小説の中に書ききったのが凄い。

穂積のような過去があれば、大人になるほどに思うように真っ直ぐ生きることが難しくなる。
そんなとき、望の素直な言葉が助けとなり、再び人が繋がる。
ひとつひとつの物語が密接に結びついて迎える後半は「気付けば読み終えてしまっていた」というほどのめりこみました。

心が通じ合うまでのプロセスという、恋愛におけるいちばん美味しいところもしっかりと見させていただき満足しているのですが、読了後、もっと続きが読みたい! と、思いました。
きっと続きがあったらかなりおいしいシーンだったよなあ、なんて(笑)まだ、余韻に浸っていたかったのかもしれません。

応援特典、とても楽しみにしています!

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2016/09/19 23:41
コメント(1)
鮎川 未夢
鮎川 未夢さん
【作品】カッコウの巣をさがしてについてのレビュー

ネタバレ

切なくて泣けるのに、あたたかい気持ちになり笑顔になれるラストシーンでした。

今、起きた悲しみも、これから起きるであろう騒ぎも、彼らだったら必ずや乗り越えられる。彼らのような環境の人にも、希望と夢をもたらしてくれるでしょう。

“カッコウの巣がみつからなければ、新たな巣をつくれば良い”と、彼らはきっと新道を切り開いてくれます。


待ってるだけでは通じない。直幸も穂積も不器用過ぎてじれったくなりますが、互いに相手の幸せを願っているからこそ離れてしまうこともあるのでしょう。

ふたりの複雑に絡んだ糸をゆっくり解してくれたのが望だったように思います。

純粋で清々しく、ちょっと背伸びした望少年の所作が可愛くて。

病室での穂積の慟哭。直幸にはそれがどうゆう意味だか分かっていたんですね。このシーンに全てが繋がってきます。本当の意味での優しさや思いやりは、今、目に見えてるだけではないんだろうなって、作品を読みながら感じました。

後半、キャンプ場から見た夕刻の色彩の表現に酔いしれました。その光景を見てみたい。基さんの表現の美しさに憧れます。

ヒメボタルってそうなんですね。森にしかいない生物の存在って幻想的です。“愛してるよ”って言葉のかわりに輝く小さな生物の存在は、大人の事情に傷ついた望の心に優しく寄り添い、穂積の心にも勇気を与えてくれた命の灯火に感動しました。


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2016/07/26 05:50
コメント(1)

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